喉に詰まっていた石も消えていた。



胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(64)
139: おさかなくわえた名無しさん 2008/02/10(日) 00:56:17 ID:2XeSOLuH

中学時代、クラスメイト数名からモノを隠す、壊す、婉曲的な表現で肉体的欠陥をからかうといった非暴力的なイジメや教師の目をかいくぐる暴行を受けていた。
証拠を掴めないか、無視すればいいと切り捨てられる内容なので教師や親に相談してもダメだった。
俺もイジメ加害者も何らかの部に所属しており、事実が発覚すれば不祥事と見なされるってことで部員たちは俺に泣き寝入りするよう強いてきた。俺一人が泣き寝入りしてれば八方丸く収まるという理屈らしい。
加害者が属する部の顧問がクラス担任だったことが、更に事態をこじらせていた。
自力で非暴力的に解決しようにも口下手なので上げ足とられて更にからかわれる。無視しようにもしきれない。

当時の俺は怒りや屈辱といった負の感情が蓄積すると喉に石が詰まったようになり、まともに喋れなくなっていた。
それでも無理に喋ろうとすると、咳き込むように泣き出し、しゃくりあげたり唸るしかできなくなる。それをどうしても止められない。
だから口ケンカではどうにもならないし、揉め事を察知して担任がしゃしゃり出てきても、その頃には俺は自分の言い分を話せない状況だった。
取り調べにまともに答えられない俺に苛立ち担任にまで殴られた。
落ち着いてどうにか喋れるようになった頃には済んだこととされてまともにこっちの言い分に耳貸してもらえなかった。
こういう状況なので対話という手段はとれない。教師も親も頼れない。
かといって武力に訴えることもできなかった。
担任からは内申書をネタに脅されまくっていたため、教師に俺が暴力沙汰を起こしたと思われたら将来が無くなると思い込んでいた。

そんなわけで無抵抗でいるしかなかったが、ある日、加害者の主犯格であるAの言動が腹にすえかね硬く拳を握ったところ、ソレをそばを通りがかった校長に見られた。
これでやけになった俺はAに殴りかかった。
あっさりと拳が入るが、Aは派手に倒れつつも得意げな笑みを浮かべていた。
俺の腕力は大したことなかったからダメージもたかが知れていた。
それに、校長の目の前で暴力沙汰を起こさせることで俺の立場を滅茶苦茶にするという願ってもない展開になったからだと思う。
担任が出てきてひきはがされた。
その段階で、俺には教師やクラスメイトといった区別はなくなり、邪魔する者は敵という認識になっていた。



140: おさかなくわえた名無しさん 2008/02/10(日) 00:56:50 ID:2XeSOLuH

話し合いの際には石が詰まった喉に言うこときかそうと躍起になるばかりで何の役にも立たなかった頭は、暴力という目的に対してはそれなりに回った。
四肢を振り回すと俺の首に巻きついた担任の腕は緩んだ。そして、迷うことなくソレに噛みついた。
それまで対話のテーブルで役に立たなかった口は、こと暴力沙汰に関しては非常に役に立ってくれた。
こうして拘束を振りほどくと、Aは被害者であることをアピールするつもりなのかまだうずくまっていた。だがまだ嘲るような眼をしていた。
それを更に殴った。
改めて担任に拘束された。今度は噛みつかれないようにするためか腋から抱きかかえるように羽交い絞めにされた。
だが、担任の足を思い切り踏みつけてやったらあっさりと拘束は解けた。
Aは逃げようとして机に足を引っ掛け転倒。そこをまた殴った。殴り返されても、更に殴り返した。
そのうち、Aは被害者ぶる演技ではなく本心から脅え、うずくまった。
そのとき、最初に殴ったときとは異なる意味でどうでもよくなった。
警察よびたきゃ勝手に呼べ、警官にも抵抗してやる、射殺されるまで暴れてやるとすら考えていたのに、そんな刹那的な思いも消え、ほかの教師の拘束に逆らう気力もなかった。喉に詰まっていた石も消えていた。

生徒指導室に連行され、担任とは別の教師に取り調べを受けた。これまでの対話が嘘だったかのように俺の喉は正常に機能し、俺の言い分を伝えることができた。
そして、その先生は俺の言い分を信じてくれて、Aたちを叱りつけた。俺の殴打にくらべAたちが行っていた嫌がらせや暴行がいかに陰湿かつ危険なものだったかを懇々と諭し、ついにはAは涙ながらに謝罪してきた。

その後、どういうわけかそれぞれが所属していた部活には何のおとがめもなく、俺の親に対する何らかの連絡もなく、通知表にもこれといった記述はなかった。
A達からは散発的にいやがらせが続いたが、睨むと大人しくなった。
担任は俺に干渉しなくなった。

それからもクラスや部では孤立していたものの、こっちだって別に仲良くしたい奴等いなかったからどうでもよかった。
こうして平穏な生活をつづけ、A達よりレベルの高い高校への進学を果たし、そこではいい友人に恵まれた。
その後も無事卒業し就職もでき、あの暴力沙汰などなかったかのような人生を送れている。


152: おさかなくわえた名無しさん 2008/02/10(日) 02:02:34 ID:9WNXocPg

>>139-140GJ

頭の悪い人たちと別れられて良かったね。


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