飲んでたら隣の座敷が、アトピーが原因で就職決まらず外出も苦痛で引きこもりになった奴に説教をかましていた…



胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(39)
45: おさかなくわえた名無しさん 2006/10/03(火) 20:04:00 ID:fM3G720E

友達と飲んでたら、隣の座敷がなんか険悪な雰囲気になった。
どうも、引きこもりになった奴を友人が無理やり連れ出し説教してるようだ。
多少きつい言い方しないと相手の心には届かないんだろうが、駄々漏れになった説教を聞かされる他人の身にもなってほしい。
小便のついでに20代前半と思われるその連中をチラリと見てみると、叩かれて俯いてる奴は顔やら腕やらが酷い湿疹になっていた。
彼はそれが原因で就職決まらず外出も苦痛で引きこもりになった模様。
イヤでも聞こえてくる連中の問答を要約すると、アトピー経験者らしい男が治療法(皮膚にダメージ与えたりアレルゲンを大量摂取する荒療治というかそんなんで治るわけない)を指南し、湿疹男(そいつもアトピーらしい)が、
それらを試したが効果ないと答えると、「苦痛を堪えきれず中断するからいつまでたっても治らないんだ、甘えるな」と経験者が更なる説教。
就職も、湿疹男が「こんな姿じゃ印象悪すぎるし仕事にも影響出る」(指紋がなくなってるのかコップを落としていた)と言えば、「面接のときだけステロイドでごまかしてでも潜り込め、そのうち抵抗力できて治る」と経験者が更に叩く。
湿疹男は、先方に迷惑はかけられないと反論。
申し訳ないが湿疹男の言うとおりである。俺が人事なら落とす。客への印象も悪すぎるし、そんな状態で任せられる仕事なんて思いつかん。
だが経験者は更に説教。
「周りの迷惑なんて考えず堂々としてろ、迷惑だって考える奴なんかいねーから。とにかく外に出ろ、そうしないと気が滅入る一方」



46: おさかなくわえた名無しさん 2006/10/03(火) 20:05:05 ID:fM3G720E

アンタと話してりゃ誰だって気が滅入るだろうよ。周りの迷惑考えてしまう状態じゃ外出そのものがストレスだろうに。
というかネチネチ説教たれるアンタが迷惑だ。

イライラしてきた俺達は、酒の勢いである計画を実行。
飲んでた友達にトイレに行かせ、戻ってくるとき隣の座敷覗かせ、こう言わせる。
「うわ、汚ね」
戻ってきてから、
「もう出ようぜ、あの人にゃ悪いが食欲うせた。気分悪くなったよ」
そして俺は
「そうだよなー、周りの迷惑考えて引きこもっててほしいぜ全く。本人だって外出たくないんだし、引っ張り出す奴の自己満足だよな」
そう言い放つ。
更なる捨て台詞で『つーか、アンタの説教のほうがずっと気分悪いんだがなw』
と言ってやるべきだったかと考えてたら、湿疹男はスックと立ち上がった。
一気に酔いが覚める。
酔った上での構想では、連中を挑発し、悪化させるだけのアドバイスを行うアトピー経験者が絡んできたら逆にこっちが説教かましてやるつもりだったのだ。
湿疹男のほうが怒り出して当然であった。彼に殴られるかと思ったが……。
「だから言っただろ、周りの迷惑だって!」
湿疹男は財布から札を取り出し経験者の顔に叩きつけ店を出て行った。
俺達ではなく経験者への怒りが爆発した模様。
呆然としてる経験者を尻目に俺達も会計済ませて店を出る。
怒り収まらずのしのし歩いてゆく彼を呼び止め、酷いことを言ったことを謝ってから俺の腕に残るシミを見せた。
俺自身かつてはアトピーで、似たような経験者が語る苦行系の無茶苦茶なアドバイスを間に受けどんどん悪化させた経験があるため放っては置けなかったのだ。


47: おさかなくわえた名無しさん 2006/10/03(火) 20:05:36 ID:fM3G720E

ふざけ半分だったが、湿疹男の言うとおり迷惑と感じる人が周囲にいて、本人も気を使ってしまうことを知らしめてやれば、経験者も少しは考えが変わると思ったのだ。
湿疹男は既にいろんな治療法を試し、ことごとく効果がなかったようだが、駄目でもともとという覚悟で治療法を聞いてきた。
そこで俺は、人のいるところは辛いだろうからと自販機コーナーへ行きペットボトルの茶をおごった。
経験者が追ってきたら面倒なことになりそうだったし、俺の経験上、酒やつまみになる食い物はアトピーによくない場合が多い。アトピーの人間を酒の席に引っ張り出して説教するなどとんでもない話である。
ペットボトル片手に、経験者が人格批判とともに語った苦行系の治療法とは正反対の治療法とその根拠を教えた。

とにかく皮膚へのダメージを避ける:皮膚炎起こしてるのにダメージ与えて治るわけがない、海水浴や日光浴なんかで皮膚を痛めつけて治ると言うなら、そう語る経験者のアトピーは所詮その程度の軽度。
朝型生活や規則正しい生活にこだわらない:痒みのピークが夜中に訪れるなら眠れなくて当たり前。寝不足のほうがずっと体に悪い。
といった具合に。

更に病気持ちの迷惑な同僚の話をした。
急な病欠が相次ぐ上に、出勤しててもミス連発し持病を理由に正当化する見苦しいさまを話し、病気を堪えてでも働くなんて行為は別に立派でもなんでもないことを教えた。
職場の迷惑を考え、まずは治療に専念するという湿疹男の考えは決して間違ってはいないと励ましてやった。

彼はこういう人格批判に絡まないアドバイスは初めてだったのか、目を輝かせて聞き入っていた。
それからちょくちょくメールで相談に乗ってやっていたら、ある日、就職が決まったというメールとともに、ほとんど回復した彼の手の写メが届いたのだった。


48: おさかなくわえた名無しさん 2006/10/03(火) 20:13:55 ID:8ikGvOR6

いい話やね


49: おさかなくわえた名無しさん 2006/10/03(火) 20:17:36 ID:4Hntq7qh

私も昔アトピーだったからなんか嬉しい。


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